ぎっくり腰になったらどうする?直後にやることと避けたいこと
床に落ちたものを拾おうと、かがんだ瞬間。
くしゃみをした、ほんの一瞬。
腰に強い痛みが走り、その場から動けなくなる。
「明日も仕事なのに、どうしよう」
と、頭が真っ白になった方も
いるかもしれません。
ぎっくり腰は前ぶれなく起きるぶん、
最初の対処で迷いやすい痛みです。
慌てて動いたことで、かえって
痛みを強めてしまうこともあります。
この記事で、わかりやすく解説します。
- ぎっくり腰の直後にやること
- 数日のあいだの過ごし方
- 医療機関や来院を考える目安
いざというときに慌てないよう、
先に知っておいてください。
1. 直後にやるのは、楽な姿勢を見つけること
先にお伝えすると、
ぎっくり腰の直後にやることは多くありません。
まずは痛みがいちばんやわらぐ姿勢を探し、
そこで体を休めます。
痛めた直後の腰まわりは、
筋肉や関節のまわりに
炎症が起きていることが多い状態です。
ここで無理に伸ばしたり動かしたりすると、
刺激が加わって痛みが強まりやすいからです。
- 横向きで膝を軽く曲げる
背中が丸まり腰の緊張がゆるみやすい - 仰向けで膝の下にクッションを入れる
腰の反りが減って負担が軽くなる
ただ、何日も寝たままで過ごす必要はありません。
痛みが少し落ち着いたら、
動ける範囲で日常の動きに戻していくほうがよい
といわれています。
安静にしすぎると、かえって
腰まわりが固まりやすいからです。
2. ぎっくり腰のとき、腰で起きていること
ぎっくり腰は、
急に起きる腰の痛みの総称です。
重いものを持ったときだけでなく、
軽く前かがみになっただけでも起こります。
腰の筋肉や背骨をつなぐ関節のまわりに、
急に強い負担がかかって起きる、
と考えられています。
疲れがたまった筋肉は、
伸びきったゴムのように余裕がない状態です。
そこへ急な動きが加わると、
一気に耐えきれなくなるからです。
さらに、痛めた部分を守ろうとして、
まわりの筋肉がギュッと固まります。
この守りの反応が、
動けないほどの痛みにつながっています。
痛みが強いのは、
体が必死に腰を守っているサインでもあります。
だからこそ、
最初は無理にほぐそうとせず、
落ち着くのを待つことが大切です。
3. ぎっくり腰が起きやすいタイミング
ぎっくり腰は突然に見えて、
起きやすい条件がそろっていることが
多いものです。
- 朝起きてすぐの動き
筋肉が温まらず硬いまま動き出す - 前かがみにひねりが加わる
床のものを横から拾う動きなど - 疲れや寝不足が続いた時期
筋肉の回復が追いつかなくなる - 長く座ったあとの立ち上がり
固まった腰が急に伸ばされる
ここ最近、忙しさで
疲れがたまっていなかったでしょうか。
これから寒くなる季節は、
体が冷えて筋肉がこわばりやすくなります。
朝いちばんの動き出しは、
とくに慎重にしておきたい時期です。
起きたら布団の中で膝を左右にゆっくり倒し、
腰を軽く動かしてから立ち上がりましょう。
それだけでも、
急な負担はかかりにくくなります。
4. 直後から数日の過ごし方
ぎっくり腰になってからの数日は、
やることと避けることを分けて考えると
迷いにくくなります。
- 熱っぽさがあれば冷やす
保冷剤はタオルで包んで15分ほど - 起き上がりは横向きから
手で床を押して上半身を起こす - 痛みが引いてきたら歩く
家の中を動ける範囲で回ってみる
反対に、
避けたいのは、強い刺激を加えることです。
- 痛む場所を強く揉む
- 無理に前屈して伸ばす
- 熱いお風呂に長くつかる
どれも、痛めた直後の腰には
負担になりやすい行動です。
咳やくしゃみのときは、
机や壁に手をついて構えると
腰への響きが和らぎます。
小さな工夫ですが、
数日のつらさが違ってきます。
コルセットは、痛みの強い時期の支えとして
短く使うのがおすすめです。
5. ぎっくり腰と思っても注意したいサイン
急な腰の痛みの多くは、
筋肉や関節まわりの負担から起きます。
ただ、ぎっくり腰のように見えて、
別の原因が隠れていることもあります。
- 足にしびれや力の入りにくさがある
神経が関わっている可能性がある - 熱がある、尿が出にくい
すぐに医療機関の受診が必要なサイン - 転んだりぶつけたりしたあとに痛む
骨に負担がかかっていることもある - 横になっても痛みが変わらない
姿勢で変わる痛みとは原因が違う事もある
こうした症状があるときは、
まず整形外科などの医療機関を受診してください。
そのうえで、
筋肉や体の使い方からのケアが必要なときは、
私たちも力になります。
6. 私たちの施術でできること
ぎっくり腰は、
痛めてからの時間や痛みの強さによって、
できることが変わります。
私たちは、まず今の状態に合わせて
無理のない進め方を決めていきます。
- 痛む動きと範囲の確認
足のしびれがないかもあわせて確かめます - テーピングで腰を支える
日常の動きで負担がかかりにくくします - お尻や背中から張りをゆるめる
痛む場所を直接強く押すことはしません - 起き上がり方のアドバイス
ベッドや布団での動き方を確かめます - くり返さないための体の使い方
落ち着いてからクセを見直します
痛みが強い時期は、
無理に動かすことはしません。
どのくらいの痛みで来てよいか迷うときも、
その状態をそのまま伝えてください。
7. よくあるご質問
Q. ぎっくり腰のとき、お風呂に入っても大丈夫ですか?
痛めた直後や熱っぽさがあるうちは、
シャワーで短めにすませるのがおすすめです。
痛みが落ち着いてこわばりが気になってきたら、
湯船で温まると楽に感じやすくなります。
入ったあとに痛みが強くなるときは、
まだ温めるのが早いサインです。
Q. 痛みが強くても来院していいですか?
動けないほどの時期は、
無理に移動しなくてかまいません。
少し動けるようになってから
来院される方も多くいらっしゃいます。
移動するときは、
ご家族に付き添ってもらうなど
負担を減らしてください。
Q. ぎっくり腰はくせになるって本当ですか?
一度なった方は、
くり返しやすいといわれています。
疲れのため方や体の使い方が変わらないと、
同じ条件がそろいやすいからです。
痛みが落ち着いたら、
歩く時間を少しずつのばし、
前かがみは膝を曲げてから
行うようにしましょう。
まとめ|慌てず、まず楽な姿勢を探すことから
- ぎっくり腰の直後は、
楽な姿勢を見つけて休むことが先です。 - 数日のあいだは、
強く揉む・伸ばすなどの刺激を避けます。 - しびれや発熱があるときは、
医療機関の受診を優先します。
ぎっくり腰は、突然起きるぶん、
慌ててしまいやすい痛みです。
だからこそ、
最初の動き方を知っておくだけで、
つらさは変わってきます。
今日はまず、
横向きから起き上がる動きを
一度ためしておくことから始めてみてください。
痛みが長引くときや、
くり返しやすいと感じるときは、
一度私たちに体の状態を見せてくださいね。
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この記事を書いた人

「富田林駅前整骨院」院長|柔道整復師(国家資格)・介護福祉士(国家資格)
石井 康裕
富田林市の富田林駅前整骨院の院長。
柔道整復師として施術を行い、介護福祉士としての視点も活かしています。
痛みの原因を毎日の動作から見直すことを大切にしています。
子育てや家事、親御さんの介助など、毎日体を使う方の負担を少しでも軽くしたいと考えています。
そのために、痛みが出る理由をわかりやすくお伝えしながら施術を行っています。
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